生産設備の異常を音・振動から常時監視
大事な生産設備を常時監視して設備異常による不良品の発生を防ぎます。
音・振動の変化を捉え警報を制御装置へ、居室のPCへ、携帯電話に連絡します。
概略
長短・大小様々な輸送を行う産業用のコンベヤ、エレベータ・エスカレータ等の旅客用輸送機器、風力発電所のような無人連続運転装置を、加速度センサーにより異音と異常振動の常時監視を行い異常状況を検出して、電気信号・電子メール・携帯電話への発信などで異常状態を知らせます。
官能検査でも活躍中!官能検査は99%自動化できます
もし、現在人が耳で聞く「官能検査」で設備の監視を行って居られるなら99%エルメックのシステムでコンピュータによる自動化が可能です。
エルメックは音振判定システムの草分けとして長年培ったノウハウでお客様のあらゆるニーズを満足させるシステムを御提案いたします。
最後までお手伝いします
コンピュータによる常時監視等、聞こえは良いが実際に導入となると二の足を踏んでしまう御担当者が多いと思いますが、私たちが親身になって最後までお手伝いをさせて戴く事で必ず実現いたします。
従来の判定機とは異なります
異音や異常振動の監視装置としては瞬間に変化する音の変化を捉えて警報を出すものなど、様々なシステムが市販されています。
これらの殆どのシステムは量産品の出荷検査などの用途をターゲットとして瞬時の異音変化を捉えて警報を出すよう適合されていますが、設備の経年劣化から生じる経時的に変化していく連続的な異常音を監視していくシステムには適合していません。
長時間の変化を表示するトレンドビューワー
対象システムにもよりますが、弊社の常時監視システムは毎分一回例えば10秒間位の計測を連続して行い、一回の計測時間10秒間をFFTして1/3または1/6オクターブ単位でまとめてその音圧レベルを記録して行きます。
この毎分のデータ1個/分が1時間に60個、1日に1440個集まります。
これをプロットしたトレンドビューワーに表示します。トレンドビューワーでは任意の幾つかの周波数帯を表示できます。
軽警報、重警報に分けて発信します
この表示から正常時のレベルを見極めそれより少し高めに閾値を設定します。
この設定を超えた場合に警報が発信されます。
閾値をある一定回数超えた計測値が出た時には「軽警報」さらにそれがある一定以上継続すれば「重警報」等と設定ができます。
PLCへ制御信号、PC・携帯へメールで知らせます
出された警報は、PIOから設備のPLCに送信して設備の動きを止めるなどの制御が可能です。また、電子メールや携帯電話にメッセージを送る事も可能です。
発信された警報は警報ログにタイムスタンプで記録され、軽警報はオレンジ色、重警報は赤色で表示されます。
リモート監視機能で海外の設備を居室から監視が可能
生産設備が遠く離れた海外に有る場合でも居室のPCからリモート監視機能が使えます。
※インターネット環境によりリモート機能の使用が許可されない場合も有ります。
システムの一例
No. | 数量 | コンポーネント | 説明 |
---|---|---|---|
1 | 1式 | 常時音振動監視システム | ソフトウエア |
2 | 1台 | A/Dコンバータ EC-2320等 | ELMEC製 |
3 | 1台 | DI/DO PCI ボード | PLC等制御機器との通信用 |
4 | 1台 | パソコン | Windows 10 32/64bit |
5 | 1式 | チャージアンプ | 加速度センサー用アンプ |
6 | 1式 | 加速度センサー | 設備の振動(音)を検出して 電気信号に変換 |
応用範囲
- 石炭火力発電所の石炭輸送コンベヤ
- セメント工場の輸送コンベヤ
- 生産工場のコンベヤシステム
- チェーンコンベヤ
- トロリー自走台車搬送システム
- 物流センターのコンベヤ
- 空港の手荷物搬送コンベヤ
- エレベータ
- エスカレータ
- ロープウエイ
- スキーリフト
- ケーブルカー
- 風力発電所
- 発電所の補機類
- 工作機械の主軸
- 工場AGVの駆動モーター
※ホームページに記載された価格、仕様等は予告なく変更することがあります。