ファーストフードチェーンの食肉加工センターでは、受け入れた食肉に骨片が混入していないかをソフトX線で全数検査しています。
骨片が脂肪の間に入っている場合それを見分ける事ができません。しかしミートスライサーでスライスする時の音が変化する事が分っています。
回転刃の軸受部に振動センサを付ける事でこの僅かな振動の変化を捉えFFT1/3オクターブ解析する事で骨片の有無を判定します。


上半分はスライス1枚目から5枚目までの生データ。下半分は同じく2000Hzの
トレンドと個数分布です。閾値の-15dBのFFTサンプルは皆無です。

上の図と同じブロックのスライスが続いています。6枚目は0個ですが、7枚目からは15, 8, 21, 22個と連続で検出されました。これは骨片を切っている音を捉えていますので、NGの判定を出します。
製品の基本構成
1 | EC-2320 | USB A/Dコンバータ | 1台 |
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2 | パソコン | Windows 10 | 1台 |
3 | 入力信号整形回路 | ELMEC製 | 1台 |
4 | 設備との通信 I/F | PIO, RS232C等 | 1台 |
5 | 加速度センサー | 1台 | |
6 | チャージアンプ | 1台 | |
7 | 骨片検出FFTソフト | カストムソフト | 1式 |